2003.09  ESSAY
オオサカデザインフォーラム ワークショップ 参加型体験トーク 情報提供サービス

オオサカデザインフォーラム ワークショップ 参加型体験トーク
大阪府産業デザインセンター情報提供サービス2003.8.4配信
報告/杉崎真之助

「グラフィックデザインは情報の建築。的確に構造化されたメッセージは、感動として印象的かつ効果的に伝わる」。やや抽象的なテーマではありましたが、新聞や定期券といった身近な事例から始めて、表面的な美や様式ではなく、その奥に隠された情報の構造こそがデザインの本質であるという話まで進めていきました。
情報のデザイン。情報に的確な構造を与えることでコミュニケーションの品質が飛躍的に高まります。そして印象のデザイン。意識で理解されるメッセージと同様に、無意識に届くメッセージの力が重要なのです。私の仕事のバックグラウンドなどについて話した後、後半は質疑応答を交えて進行しました。出席者は広告、流通、タイポグラフィなどの専門家から一般の方まで幅広く、さまざまな視点からの興味深い反応をいただき、密度の高い内容で柔軟な展開ができたと感じています。
会場となった扇町インキュベーションプラザは趣のある古い建物を利用したユニークな施設です。文化を育む漁礁のような存在として積極的な活動が期待されます。大阪は創造力のある都市なのですが、それを明確にメッセージする舞台に恵まれません。志があり優秀な人からまず元気になっていく、という構造がぜひ必要だと思います。