2010.10  ESSAY
朱に交われば赤くなる

近朱者赤近墨者黒 李根在=編
杉崎真之助=文

 

日本に伝わる格言(ことわざ)は
その多くが中国から伝わってきた。
近朱者赤 近墨者黒 は 日本で
朱に交われば赤くなる となる。

子供の心のキャンバスは白色で色は塗られてない。
少年になり、青年になり、たくさんの人に出会いながら
色々な色が塗られていく。

できるだけ多くの色に塗られるのがいい。
経験とは多くの色に染まることである。
たくさんの色に身をもって染まることで
世界を知り、価値観を磨き、考え、悩むことができる。

身を染まってみなければ身につかない。
経験を伴わない知識は知識でしかない。

しかし色々な色を混ぜると灰色になる。
灰色は無個性である。
私は50歳を過ぎた。私の色は何色だろう。

灰色ではなく、一つの色でもなく
自由時代に色を選べる、虹色でありたいと考えている。
そのことで世界を柔軟に客観的にとらえる事ができる。
そのことで様々な人の考え方を理解することができる。

日本
グラフィックデザイナー
杉崎真之助


近朱者赤近墨者黒